介護保険事業の経営・運営~軸

本日から新シリーズとして、介護保険事業の経営・運営面について発信します。

最初は、介護保険事業の経営を行うにあたっての軸といいますか、何を重視し、どのような情報を参考にしているのかについてお伝えしてまいります。

まずは、やはり理念です。

理念とは耳慣れた言葉だと思います。ですが、「理念って何?」と問われた場合、どのように答えますか? 恐らく5人いれば、5人の回答は近しくも異なるものになりそうです。

私は理念を、「経営や事業をなぜ行うのかを明文化したもので、組織における意思決定の判断基準となるもの」と定義しています。そう、なぜ介護保険事業を経営するのかを問うているのです。

株式会社アバンサールの理念の一つは、「心豊かな自律した社会の実現に貢献すること」です。理念の詳細な意味合いについては、今回は割愛いたします。

何らかの病気に罹患し、障害(今後、ことわりがなければ意図的にこの表記にします)があったとしても、在宅生活を安心・安全に送れるよう、医療ケアが提供できる訪問看護ステーションを経営しています。そして、日常生活上のケアやご家族へのケア等が行えるよう、通所介護施設を2施設経営しています。

勿論、介護保険事業の経営・運営にあたって考えているのは、理念のことのみではありません。介護保険事業は、介護保険法に代表される法律や、政令・省令等に則って運営する必要があります。これらはおおよそ3年に1回の頻度で改定が行われるため、こうした法令等の情報を踏まえて経営・運営上の判断を行います。

法改定の前には、厚生労働省の各会議でさまざまな論点について議論が行われます。まさにここ最近も頻繁に行われています。これらの会議資料は膨大ですが、法改定の流れを事前に把握できる資料ですので、常にチェックし、判断材料としています。

社会の流れも重要な要素になります。医療面でいうと、今後は地域医療構想が各都道府県で策定され、各圏域の方向性が示されます。この流れや、自社が管轄する地域の状況等も見据えて判断していかなければなりません。

加えて、介護保険事業は労働集約型産業です。そのため、経済・政治・テクノロジー等の情報も重要になります。特に今後は、生産年齢人口が減り続けます。さらに昨今はインフレの時代に突入し、テクノロジーの進化によって働き方も多様化しています。要は、医療・介護職のなり手が不足していくことは明らかです。その中で、いかに弊社に興味・関心を持っていただくかという、つまるところ人事施策が鍵となってきます。

このように、日々、理念を軸としながら、法律や社会情勢といったマクロの状況を把握し、同時に社内の状況を観測しながら、さまざまな意思決定を行っています。

今後は、そのような側面からの情報発信や、実際の運営上の工夫などについても発信してまいります。

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