介護保険事業の経営・運営~数値シュミレーション

前回は介護保険事業の方向性についてお話をしました。方向性がある程度定まった段階で、私は3パターンほどのシミュレーションを行います。こちらは以前にも綴ったように、①考えられる最悪の状況、②想定より少し悪い、③想定の範囲内、の3パターンです。この中でも、まずは①の最悪のパターンからシミュレーションを行い対応策を考えていくことが多いです。

弊社は介護保険事業として通所介護2事業所、訪問看護1事業所を運営しております。今回話題にしている通所介護事業は①主に要介護3以上の利用者を受け入れ(以下;通所A)、②主に要支援の利用者の受け入れ(以下;通所B)、と2つに分けて運営をしております。

前回、1つの方向性として「要介護2以下が総合事業へ移行する」可能性を綴りました。何度も何度も綴っているように、この流れの是非や実現可能性の高低はさておき、経営者として想定しておかなければなりません。言い方を変えると、この状況をあらかじめ想定し、対応策を事前に考えておけば、あとは新たに出てくる情報に調整していくのは比較的容易です。

さて、「要介護2以下が総合事業へ移行する」とした場合、シミュレーションをしなければならないのは以下の項目です。

①通所Aを利用されている要介護2以下の利用者数と、その利用者による月間売上
②通所Aの利用者が、通所Bに90%(★1),80%(★2),70%(★3)が移行した場合
③★1、★2、★3、それぞれの場合の¥における会社全体の売上減少幅
④加えて総合事業の単価が10%減少した場合の売上減少幅

この④を最悪な状況とし、どの程度売上が減少するのかを数値として算出します。そしてその影響度合いに応じ、どのような対策を練るのかを考えていきます。

続

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